再生医療科便り(38)〜微生物学を巡って4「パストゥールHub4」〜
2018年04月17日
小雨は出発、大雨は行動中止。山行も四日目に入ると行動中止にホッとする自分がいました。山に入っていた頃のことです。今でも雨の日は気持ちが落ち着きます。
前回はパストゥールの父親のことについて記しました。今回は母親について。
母親については、パストゥール自身による後年の回想から、物静かであるが内に熱情を秘めた人であることが窺われるそうです。後に触れますが「パストゥールの熱情」と呼ばれるものは母親から受け継いだのかもしれません。
写真は十三歳のパストゥールが初めて描いたパステル画で、母親の肖像画です。内に秘めたるものがあることがあらわれています。
母親は亡くなる少し前に、息子ルイ・パストゥールに宛てた手紙で「何があっても、けっしてなげき悲しんではだめですよ。人生には分からないことがいくらでもあるのですから」と記しているとのことです。
親とはありがたいものです。次号以降もパストゥール周辺を記します。
雨になったり雪になったりと道路の様子はあまり良くないようです。こちらにお越しの際はお気をつけ下さい。
再生医療科 齊籐正二