診察室の風景(7)〜耳鏡について〜
2018年05月07日
タイヤ交換を終えました。
皆様方におかれましては如何お過ごしのことでしょうか。
前回は顕微鏡についてお話しました。今回は鏡つながりで「耳鏡」についてお話します。
耳鏡とはなにやら聞き慣れない言葉です。漢字変換しても一発で出てきません。かく言う私も、犬猫さんを相手に仕事をするまでそんなものがあることを知りませんでした。ただ、皆様もうすうす感じられているように耳に関する検査道具です。具体的には、耳の中をのぞくものです。のぞいて、中の色合いや湿り具合、耳垢のたまっている様子、鼓膜の状態など、外耳と呼ばれる部分を観察します。
最近、耳によく手がいくのよねとか、頭をよく振るなどをお話を、飼い主様から伺った時、ほぼ最初に使う道具です。
しかし、この耳鏡、あんなことにも使うのです。ここに籍を置き、最初にその光景を見た時、少し驚いたことを今でも覚えております。これについては次回お話ししたいと思います。
副院長 齊籐正二