たいせつブログ

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診察室の風景(11)〜ノギスについて〜

2018年05月15日

診察室の風景(11)〜ノギスについて〜

 診療室の風景と題したコラムも今回で11回目となりますが、これを書くようになってから、前よりも診察室にあるものをよく見るようになりましたが、あらためて色々なものを使っていることに少し驚いております。中にはこういう使い方をするんだあと感心したものもあります。その一つが今回お話しする「ノギス」です。私にはこの器具は馴染みの深いものでありネジやワイヤーの直径を図るのによく使います。診察室では出来物の大きさを測るの使います。
 
 大きさを測るのは、飼い主様宛には病勢と言っておできの大きくなる具合をご理解いただくためです。おできの成長具合を知ってもらうことで、取る取らないの判断のご参考になればと考えております。
 
 外科を担当する獣医師向けには、腫瘤の大きさを知らせることで切除する際の参考にしてもらいます。
 
 次回も身近なものの診察室での使い方についてご紹介したと存じます。

  副院長 齊籐正二拝