診察室の風景(13)〜虫眼鏡について〜
2018年05月18日
日の出が大分早くなりました。愚猫に起こされる時間も早くなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は虫眼鏡についてです。これも各ご家庭に一つはあるものではないでしょうか。郷里では、昔私が使っていた虫眼鏡を父が新聞を見るのに使っているとのことです。
院内では、私はマダニを取り除いた後マダニの口が残っていないかを見るのに使ったり、皮膚にできたおできの様子を見るのに使います。
今は知りませんが、少し前は虫眼鏡は皮膚科にとって必須のアイテムであったそうで、昔のお医者様はおできの微妙の成長具合を虫眼鏡で観察することで良悪を判定していたそうです。私はまだその域に達していませんが、全体を見て、絞って詳細に見ることは今も昔も変わらない大切なことのように思われます。
副院長 齊籐正二