診察室の風景(15)〜クリアファイルについて〜
2018年05月22日
気温の変化を始め季節の変わり目は人だけでなく動物さんにとっても厳しいものです。皆様、お体ご自愛ください。
さて、前回に引き続きまして、身近なものを取り上げようと存じます。今回はクリアファイルです。
写真は院内で主に使用しておりますクリアファイルです。色々なファイルが使われております。
例えば、一番左の緑のクリアファイルは、入院患者様のカルテが挟まっていることを示しております。二番目のファイルは外来患者様のカルテが挟んであります。三番目は予約されている患者様のカルテが・・・。
このようにカルテを挟むファイルを色々使うのは、一目で院内の患者様の状況を知るためで、これによりなるべく患者様をお待たせせずにかつ、キメの細かい診察を段取りするためです。
例えば、黄色のカルテが台に並べられたら、予約の患者様が来院したことがわかり、お待たせしないようにするために、先にできることがないか確認したり、また予約の前にすでにいらっしゃる患者様をお待たせしないためにできることを段取りします。
診療の性質上、獣医師がその音頭取りをすることが多いのですが、より院内の状況を知っている受付や看護師の意見も参考にしながら、来院されている、あるいはお家で待ってらっしゃる患者様にストレス少なく診察に入ってもらえるように努力しております。
そこでは、前回も申し上げたように、スタッフ間の言葉でのやりとりが重要となってきます。
副院長 齊籐正二