診察室の風景(21)〜血球計算器(1)〜
2018年05月29日
前回まではカルテ周辺について触れましたが、今回よりまた診察室にある機械などについてお話ししたいと存じます。
診察の始まりと基本は飼い主様から伺ったお話です(稟告)。もう一つは目で見たり(視診)、触ったり(触診)など感覚を使った診察です。この二つでおおよその診療の方針を立てます。
そして方針の幅を狭くして精度を上げたり、飼い主様に患者様の状態(病態)を知っていただくため、写真にあるような血球計算器など周辺に配置されている機器が活躍します。次号以降、血球計算器について続きを述べたいと存じます。
副院長 齊籐正二