診察室の風景(29)〜シリンジ〜
2018年06月19日
ストーブがスクランブル発進しました。肌寒い日が続いております。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。お身体大切になさって下さい。
今日ご紹介するのは写真にありますように「シリンジ」とか「注射筒」とか呼ばれているものです。
写真は当院で使っているシリンジです。注射針と同様に目的に合わせて使い分けています。
一番右の注射針はインシュリンを注射する際に使われますが、その他に小鳥などに注射するのにも使います。これは先端についている針が細くて短いからです。
右から二番目のシリンジは、目盛が細かくついており、精密に測ることが必要な麻酔や鎮静をかけるときに使うことが多いです。
三番目のものは主に狂犬病の予防接種などに使われることが多いです。
三から五番目のシリンジはは動物に皮下注射したり、薬を飲ませるのに使ったりします。また、膀胱穿刺と言って膀胱から直接尿を採取したりするのに使うこともあります。
六、七番目のものは大量に皮下注射、例えば脱水を起こしている動物に使うときに活躍します。
注射針と同様に、患者様に負担をかけることなく、また間違わずに目的を果たすためにこれらのシリンジを使い分けております。
副院長 齊藤正二