診察室の風景(54)〜チャック袋〜
2018年08月02日 | 担当:たいせつ動物病院
「お口にチャック」というフレーズは最近聴くことが少なくなり、使われなくなりつつある言葉かなぁと思ったりもします。 今日、挙げますのは「チャック袋」です。中に物を入れて閉じるだけの袋ですが、その簡潔さ故に重宝する物の代表ではないかと思います。 院内では、主として分割した錠剤薬を入れたりすることに使います。他にも粉末状のゴハン、例えばトリさんのペレットと呼ばれる総合栄養食を... (省略されました)
診察室の風景(53)〜点眼ビン〜
2018年08月01日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介しますのは点眼ビンです。 その名の通り点眼に適した物で、小さな滴がポタポタと出てくるように作られています。院内では主に鳥さんやハムスターさんなど小動物と言われている患者さんにお薬を上げる際に使われます。 これらの動物さんでは、薬の量はかなり少量であり、錠剤を分割して上げることはできません。また、粉末にしてもその量は少なく、飼い主さんがお薬を上げる際に相当の困難を生じま... (省略されました)
診察室の風景(52)〜ティッシュペーパー〜
2018年07月31日 | 担当:たいせつ動物病院
今日取り上げますのはティッシュペーパーです。そのシンプルな機能故にいろいろな場面で使われます。 私がよく使うのはお尻絞りの時です。肛門の両側にあり、便にマークする分泌物を貯めている肛門嚢はややもすると詰まりがちです。放っておけば動物さんにとって不快ですし、悪くすると炎症を起こしてしまいます。これらを未然に防ぐためにお尻絞りをするのですが、その際の分泌物が周りに飛び散らないようにす... (省略されました)
診察室の風景(51)〜診察台を清潔にする道具〜
2018年07月30日 | 担当:たいせつ動物病院
当院に来られた方であれば、スタッフが診察台をスプレーしてタオルで拭いているのをご覧になったことがあるのではないかと存じます。 スプレーに使っている液体は主に二種類です。一つは柑橘系から得られた洗浄剤で、もう一つはグルコン酸クロルヘキシジンです。 この洗浄剤を使い、洗浄はもちろん、消臭、抗菌効果があり、便やオシッコで汚れることのある診察台を清潔にすることで、患者さんや飼い... (省略されました)
診察室の風景(50)〜瞬間接着剤〜
2018年07月27日 | 担当:たいせつ動物病院
ある春の陽の明け方、仕事帰りに見た月はその輪郭をぼんやりとさせていました。いくぶん多くなった湿気を含む大気が幾重にも折り重なり、春の月の輪郭を冬のそれと変えることを考えると、月と自分の遠い距離を感じます。が、その日は少し疲れていたこともあり月はやさしくあるように思えました。 皆様如何お過ごしのことでしょうか。 現在の職場にお世話になるようになるまで、瞬間接着剤が医療用か... (省略されました)
診察室の風景(49)〜模型〜
2018年07月26日 | 担当:たいせつ動物病院
昭和の永遠の二枚目佐田啓二には、二人の子供がいて、二人とも俳優となりました。この子供の一人が出演した「マークスの山」は原作同様、救いのない映画ですが、その中でほっとする場面がありました。それは、その俳優演じる刑事がスニーカーを無心に洗う場面でした。この映画を見て以来、靴を洗うのが息抜きの一つになりました。 皆様如何お過ごしのことでしょうか。 洗った靴の乾くのが速くなってきまし... (省略されました)
診察室の風景(48)〜タオル〜
2018年07月25日 | 担当:たいせつ動物病院
今日、ご紹介するのはタオルです。院内ではハンドタオルとバスタオルの二種類のタオルを使用します。 ハンドタオルは診察代を拭いて清潔さを保つのに使います。 バスタオルは、初めてその使い方を見たとき私は驚いたのですが、ウサギさんを包むのに使います。これは患者さんが台から飛び降りるのを防ぐためです。ウサギさんの骨はデリケートで診察台の高さからだと容易に骨折してしまいます。それを... (省略されました)
診察室の風景(47)〜電子レンジ〜
2018年07月18日 | 担当:たいせつ動物病院
世間で普及していながら、自分には長く縁のない品物というものがあります。今日ご紹介する電子レンジもその一つです。長い寮生活を離れ自炊をするようになってから電子レンジを使うようになりました。 院内では患者さんに出す食事を温めるのに使います。食欲がなかったり、鼻が詰まっていたり、口が痛い患者さんでも温めることで香りが立ち、それにより食べてくれることがあります。少しでも体力を保つため、あ... (省略されました)
診察室の風景(46)〜スポンジ〜
2018年07月16日 | 担当:たいせつ動物病院
今日ご紹介するのは台所用スポンジです。 世の中には色々な種類のスポンジがあるものですが、銘柄によって使い勝手が異なりますので、小さいこだわりがあります。 院内では写真にありますようにスポンジの使い分けをしています。赤いスポンジは食器用、緑色は手術器具などに、黄色のものはシンクを洗うのに使うというふうにです。 スポンジにはどうしても汚れが蓄積されてしまうので、衛... (省略されました)
診察室の風景(45)〜ピペットマン〜
2018年07月14日 | 担当:たいせつ動物病院
名前を聞いただけでそのものの働きが分かる時があります。 ピペットマンもその一つです。 初めてその名を聞いた時、実物は見たことはありませんでしたが、決められた量の液体を吸う道具だろうと想像できました。 ピペットマンとは商標で、一般名はマイクロピペットと言うそうです。 ごく少量の液体(大体10μl、1mlの100分の1)を決められただけ吸うことができ、吸う量をダイヤ... (省略されました)
診察室の風景(44)〜冷蔵庫〜
2018年07月13日 | 担当:たいせつ動物病院
私が幼い頃、時折テレビで「昭和の家庭の様子」がクロニクル風に流されていました。そこで決まって新三種の神器、すなわち電気冷蔵庫、電気洗濯機、そして白黒テレビが挙げられていました。あんまりよく見かけたので元の神器がなんであるのかしばらく知りませんでした。それから数多の電化製品を見たり買ったりしましたが、さすがに新三種の神器と言われるだけあってこれら三つの電化製品は未だ健在です。 院内... (省略されました)
診察室の風景(43)〜電卓〜
2018年07月11日 | 担当:たいせつ動物病院
近頃の様子は存じませんが、私が幼い頃は大抵の町にそろばん教室とか珠算塾とか呼ばれるそろばんを教える所がありました。結構な数の子供たちが民家の一間を改造したような場所で肩を並べてパチパチとやっておりました。 小学校六年ぐらいだと思いますが父が電卓(電子卓上計算機)を買ってきました。その分かりやすい操作盤を見ていずれはそろばんに代わって電卓全盛になるんだろうなぁと子供ながらに思ったこ... (省略されました)
診察室の風景(42)〜オリーブオイル〜
2018年07月10日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介するのはオリーブオイルです。お料理に使うオリーブオイルとほぼ同じ物です。院内では皮膚の検査に使います。 ニキビダニ症という皮膚の病気があります。元々「皮膚の表面より奥に生息する」ニキビダニの数が増えることによって生じるものです。この病気を疑う場合、皮膚の表面を擦る検査では皮膚の奥にいるニキビダニを検出することが難しいので、オリーブオイルを使って表面をふやかして、スプーン... (省略されました)
診察室の風景(41)〜歯ブラシ〜
2018年07月09日 | 担当:たいせつ動物病院
院内で使われているものの紹介も随分と回を重ねました。改めて一つの業(なりわい)をなすのに、沢山のものと人と、そしてその関わりが必要であると感じました。 今回ご紹介するのは歯ブラシです。 普通に使われている人用の歯ブラシですが、先端に細かな溝のついたピンセットや鉗子(かんし)を洗うのに重宝しています。歯ブラシの細かい毛先が溝の中の汚れを取るのに適しています。他にも、床の配線カ... (省略されました)
診察室の風景(40)〜試験管ブラシ〜
2018年07月08日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介するのは試験管ブラシです。 学校であれば文字通り試験管を洗うのに使うブラシですが、院内では食欲ない患者さんに缶詰などを口に入れてあげるのに使うシリンジを洗うのに使います。 また別の形のブラシで耳の中の検査に使った部品(チップと言います)を洗うのに使います。 今、主流は使い捨ての医療器具。ただ使う場面によっては、再生可能な場合もあります。シリンジにしてもチップにし... (省略されました)
診察室の風景(39)〜ホワイトボード〜
2018年07月06日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介するのはホワイトボード。 昔は黒板に代わる物品としてどこにでもある物でもなく、また大きな物しかなかったような気がします。しかもいい値段がした記憶があります。 今では、大きさ、値段も手頃な物が、色々なお店で手に入るようになりました。 院内では手術や処置などのスケジュール管理に、あるいは写真にあるように、入院患者さんについての備忘録として利用したり、各種掲示物... (省略されました)
診察室の風景(38)〜ゴム紐〜
2018年07月05日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介するのはゴム紐です。変哲のないただの紐ですが、駆血と言って採血の際、血管を浮き上がらせるのに必要なものです。緩く閉めすぎては用をなしませんし、あまりきついと患者さんをただ痛がらすだけであったり必要な血液を採ることができなかったりします。最初はこの加減が分かりませんでした。 場合によっては、慣れた看護師の手による駆血の方が取りやすい場合もあります。力をあわせて一つのことを... (省略されました)
診察室の風景(37)〜染色液〜
2018年07月03日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介するのは染色液と呼ばれものです。名前にある通り染めるために使うものですが、染めるものは赤血球などの血液に含まれるものであったり、便の中に含まれる腸内細菌であったりします。対象を色分けすることでそのものの造りをより細かく掴むことができ、腫瘍の良悪を判断したり、貧血の原因を探ったりすることができます。 染色方法は数多くあるのですが、大抵は時間がかかったり、染色に使う道具を置... (省略されました)
診察室の風景(36)〜手袋〜
2018年07月02日 | 担当:たいせつ動物病院
今回ご紹介するのはプラスチック製手袋です。肛門嚢に溜まっている分泌物の排出させたる時に使います(お尻絞りと称しているもの)。また直腸検査といって、人差し指を使っての直腸表面の状態や直腸から間接的に触ることのできる臓器の状態を知る検査でも使います。手は色々な物に触れるために常に清潔にするように心がけているのですが、なかなか取れない臭いや汚れをあらかじめ防ぐためにこの手袋を使うことが多いです。... (省略されました)
診察室の風景(35)〜カバーガラス〜
2018年06月27日 | 担当:たいせつ動物病院
ただならぬ飼い猫の声に飛び起きてみれば、彼女は壁の一点を見つめていました。視線の先には蛾が一匹。仕方がないので外に放ってやれば水銀灯の方に飛んでいきました。まだ少し興奮している猫をあやしながら蛾の入る機会に思いを巡らせていました。その機会は2回ほどの玄関の開け閉ての時というのが結論でした。蛾が入るなら蚊も。室内飼いの犬猫のフィラリア予防に思いは到るのでした。 前回はスライドガラス... (省略されました)
診察室の風景(34)〜スライドガラス〜
2018年06月26日 | 担当:たいせつ動物病院
診察室にあるものを取り上げるこのシリーズも今回で三十四回目。随分いろいろな物にお世話になっていることにあらためて気付かされます。人も含めて。 今回ご紹介するのはスライドガラス。スライドガラスは相方の顕微鏡とともに診察の中で使わない日がないくらい多用する物です。便検査に使ったり、血液を薄くのばして体の状態を推しはかったり、皮膚を擦って得られた物を見たりと大活躍です。主役は顕微鏡です... (省略されました)
診察室の風景(33)〜時計〜
2018年06月25日 | 担当:たいせつ動物病院
時代劇を見ていると瀟洒な建物の中に置き時計が置かれており、その希少感を表しています。いつ頃から時計がこんなにも身近になったのかは知らないのですが、以前にはお寺や教会の鐘が時を告げていた時代がありました。 ところ、時代変わって、当院には診察室に二つの時計があります。一つは室の天井近くにある鳩時計です。もう一つは来院された方のカルテが並んでいるところにある電波時計です。診察台からすぐ... (省略されました)
診察室の風景(32)〜採便棒〜
2018年06月23日 | 担当:たいせつ動物病院
今日は最初の写真にあります採便棒についてお話します。この棒は持ってきてくれた便からその一部を得るのに使ったり、お尻より入れ直腸に残っている便を採取するのに使います。直腸からの採取の際に、腸を傷つけないように、この棒はしなやかに曲がる材料で出来ており、また先端が鈍になっております(二番目の写真)。 また、先端は中空になっており、便が引っかかりやすい造りになっています。 便から... (省略されました)
診察室の風景(31)〜爪楊枝〜
2018年06月22日 | 担当:たいせつ動物病院
今日ご紹介するのは写真にありますように「爪楊枝」です。食事の際、箸とともに供されるお馴染みの品ですが、病院の中ではそれとは別の使われ方をします。 例えば、不幸にして足などを骨折したセキセイさんやハムスターさんの副え木として使用します。爪楊枝に使われている木の弾力と患者様の体を傷つけにくいということが利用する理由です。骨折箇所に合わせて楊枝を小さく切り出し、瞬間接着剤でくっつけます... (省略されました)
診察室の風景(30)〜使い捨てカイロ〜
2018年06月21日 | 担当:たいせつ動物病院
雲は夏の形に近づいてきました。ですが朝晩の冷え込みは思いの外きついものです。 皆様方のご健康をご祈念申し上げます。 今日は、季節外れのアイテムである「使い捨てカイロ」について。 この病院にお世話になり始めた頃、棚に使い捨てカイロが箱ごとあるのを意外に思った記憶があります。寒がりのスタッフがいるのでしょうか。 当院にはワンちゃん、ニャンコ以外にもセキセイさん... (省略されました)
診察室の風景(29)〜シリンジ〜
2018年06月19日 | 担当:たいせつ動物病院
ストーブがスクランブル発進しました。肌寒い日が続いております。 皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。お身体大切になさって下さい。 今日ご紹介するのは写真にありますように「シリンジ」とか「注射筒」とか呼ばれているものです。 写真は当院で使っているシリンジです。注射針と同様に目的に合わせて使い分けています。 一番右の注射針はインシュリンを注射する際に... (省略されました)
診察室の風景(28)〜注射針〜
2018年06月12日 | 担当:たいせつ動物病院
今日ご紹介するのは写真にありますように「注射針」です。これをお読みの方には随分といろいろな針を使うなぁと思われる方もいらっしゃるかもしれません。その訳は注射針が色々な場面で使われるからです。よくあるのは採血です。この時はオレンジ色の針が使われることが多いのですが、速やかに取る必要がある時は少し太い水色の針を使います。また脱水していて血管が出にくい患者様や小さな患者様ではオレンジよりも細いグ... (省略されました)
診察室の風景(27)〜スポットケムについて〜
2018年06月11日 | 担当:たいせつ動物病院
初夏に包まれています。洗った靴が随分と早く乾くようになりました。 皆様におかれましては如何お過ごしのことでしょうか。 前号までは血球計数器のお話をしました。今回は病院内で「血液生化学検査」とか「生化学」と略して呼ばれている検査で使われる器械についてご紹介します。 写真は当院で使っている血液生化学検査用の器械です。この検査では血液の中に溶けている物質の濃度を測定するこ... (省略されました)
診察室の風景(26)〜血球計数器(その6)〜
2018年06月08日 | 担当:たいせつ動物病院
血球計数器は文字通り、血球を数えるもので、赤血球がいくら、血小板がいくらと自動的に数える器械です。この個数に赤血球ひとつの体積をかけると、赤血球全部の体積を求めることができます(図1)。これを利用して一定の体積の血液に対する割合を求めることができます。これはHCTの定義の沿うもので、ここでは「血球計数器で測ったHCT」と称することにします。 HCTの定義とは血液中に占める血球の体... (省略されました)
診察室の風景(25)〜血球計数器(その5)〜
2018年06月07日 | 担当:たいせつ動物病院
血球計数器もそろそろ大詰めとなりました。今回と次回でHCT(ヘマトクリット)とPCV(Packed cell volume)の関係について述べます。 さて前回までをまとめますと 1.血球計数器にはアパーチャと呼ばれる狭い隙間があること(図1)。 2.アパーチャを物体が通るとその体積に応じて電圧の変化が生じること。 3.赤血球と血小板では体積が違うので、電圧の変化も違い、... (省略されました)
診察室の風景(24)〜血球計数器(その4)〜
2018年06月05日 | 担当:たいせつ動物病院
前回に続きまして血球計数器のお話をしたいと思います。 血球計数器は、図1に示しましたアパーチャと呼ばれる部分を赤血球などの血球が通過するときに電圧の変化が生じること、この電圧の変化が血球で違うことを利用して血球のそれぞれについて数え上げること(赤血球は何個、血小板は何個、白血球は・・・というように)を前号まででお話ししました。 図2は当院で使っている血球計数器の仕組みを... (省略されました)
診察室の風景(23)〜血球計数器(その3)〜
2018年06月01日 | 担当:たいせつ動物病院
血球計数器の話しの続きをしたいと存じます。血球計数器にある「計数」とはものを数えるというほどの意味です。 目に見えるものを数えるのはそれほど難しくありません。もっとも交通量計測をしている人の計数器の扱い方は尋常ではありませんが。 目に見えないものを数えるにはどうしたらよいのでしょうか。 前回、怪しげな空想と絵でお伝えしたかったことはこの一点に集約します。 ... (省略されました)
診察室の風景(22)〜血球計数器(その2)〜
2018年05月31日 | 担当:たいせつ動物病院
前回から血球計数器についてお話を始めました。今日はその続きです。 空想話を一つしたいと存じます。 私は今とある空港の出発ロビーにいます。手荷物検査室をどうやって通過したのか記憶がありません。私が座っている場所は手荷物検査室の陰になっており、検査室を人が通過している様子は見えません。見えるのは検査室を通過した人と、何に使われているか分かりませんが赤いランプのみです。私の近... (省略されました)
診察室の風景(21)〜血球計算器(1)〜
2018年05月29日 | 担当:たいせつ動物病院
前回まではカルテ周辺について触れましたが、今回よりまた診察室にある機械などについてお話ししたいと存じます。 診察の始まりと基本は飼い主様から伺ったお話です(稟告)。もう一つは目で見たり(視診)、触ったり(触診)など感覚を使った診察です。この二つでおおよその診療の方針を立てます。 そして方針の幅を狭くして精度を上げたり、飼い主様に患者様の状態(病態)を知っていただくため、写真... (省略されました)
診察室の風景(20)〜印刷物について(その3)〜
2018年05月28日 | 担当:たいせつ動物病院
前々回、前回とカルテに使われている印刷物について触れましたが、今回でひとまずの区切りとしたいと存じます。写真にありますのは「お預かり票」と呼ばれるもので、入院される患者様の飼い主様よりお預かりしたものを記すものです。ご覧になってわかりますように、お預かりしたスタッフおよびお返しに当たったスタッフの名前を記すようになっております。お返しの際に遺漏がないようセルフチェックをかけるためのものです... (省略されました)
診察室の風景(19)〜印刷物について(その2)〜
2018年05月26日 | 担当:たいせつ動物病院
前回に続いてカルテに使われている印刷物について触れたいと思います。今日は入院されている患者様について使われる看護記録用紙です。写真が現在使われているものです。用紙には「食欲」と記した欄がありますが、これはごはんを出した時刻、その内容、その後食べた様子を確認した時刻、その時の様子(例えば「全部食べた」、「11g残した」)を書く場所です。 また、尿、便を確認した時刻とその量、性状を... (省略されました)
診察室の風景(18)〜印刷物について〜
2018年05月25日 | 担当:たいせつ動物病院
今日は院内で使われている印刷物の一部についてご紹介します。 写真左は飼い主様にご協力頂いているアンケート用紙です。現在は一部変更したものを利用しておりますが、飼い主様のお気付きのこと、要望などをおたずねするもので、スタッフ全員が切に知りたいと思い実施しております。なぜなら、当院を飼い主様のニーズに即したより良い病院にしたいとスタッフ一同が望んでいるからです。 写真右はご... (省略されました)
診察室の風景(17)〜ふせん、クリアファイル、クリップについて〜
2018年05月24日 | 担当:たいせつ動物病院
三回に渡って身近に使われている文房具について院内での使われ方について触れてきました。 三つ組み合わさると、例えばオンンジ色のファイルに収まッたカルテが登場してきて、付箋で「NーC」と記されており、「稟告中」のクリップが付けられていたら、トリマーさんに爪切り(NーCはこの略です)をお願いしたり、稟告に行っている看護師さん宛てに「先にNーC」と書いた付箋を加えたりします。 ... (省略されました)
診察室の風景(16)〜クリップについて〜
2018年05月23日 | 担当:たいせつ動物病院
さて今回も引き続いて身近な文房具についてお話しします。 クリップです。普通に使われているものに当院では最初の写真のようにラミネートしたマークを貼り付けて使用しております。 先にご紹介したふせん、クリアファイルに加えてこのクリップが使われることで院内の状況がより的確にわかり、診療の段取りを組む上で大変助かっております。 全員集合したお話については次回にしたいと存じます。因み... (省略されました)
診察室の風景(15)〜クリアファイルについて〜
2018年05月22日 | 担当:たいせつ動物病院
気温の変化を始め季節の変わり目は人だけでなく動物さんにとっても厳しいものです。皆様、お体ご自愛ください。 さて、前回に引き続きまして、身近なものを取り上げようと存じます。今回はクリアファイルです。 写真は院内で主に使用しておりますクリアファイルです。色々なファイルが使われております。 例えば、一番左の緑のクリアファイルは、入院患者様のカルテが挟まっていることを... (省略されました)