手術について

手術の流れや気になることなどを
ご紹介します

手術が決まったら、
どんな流れに
なりますか?
手術時の流れと
注意事項などの
ご説明です
どんな時に手術になって、
どんな流れで
何が必要なのか?
他のオーナー様の声も
合わせて紹介。

手術は本来の状態に戻すもの。
効果は高いが、リスクもあります。

手術とは、本来あるべき姿に戻すことです。 なにかができたなら取り除いて戻す、 本来の姿に戻すためにもっとも早くて効果が高い方法、という考え方です。 回復の手段として最も早くて効果が高い方法です。

そのかわり、ハードルが高いのも事実です。つねにリスクが付きまといます。 そのため何でも手術というわけではなく、 緊急の場合や外科じゃないと治せない状態・病気など、 ここぞってときに選択する奥の手のようなものです。

しかしそのリスクも、努力によって限りなくゼロに近づけることはできます。 そのため、たいせつ動物病院ではあらゆる方法で成功率を上げ、 事故を防ぐ努力を行っています。


手術対象動物さん

犬、猫、ウサギ、フェレット、ハムスター、チンチラ、モルモット、リス、 フクロモモンガ、ハリネズミ、リチャードソンジリス、 ヘビ、水生カメ・陸生カメ、トカゲ、ヤモリ、 鳥類(セキセイインコ、オカメインコ、オウム、フクロウ、カワセミなど)

手術の流れについて

1.術前に本当にその子に必要かどうかをディスカッションします

2.可能であれば前日までにお風呂に入れてもらいます(術後はしばらくお風呂に入れません)

3.当日朝に当院でお足ししている術前食を取っていただき、来院後手術に向かいます。

4.術前に胸部レントゲン、血液検査などの各種検査をして手術に入ります。その際に、腫瘍や重篤な感染がある場合は血液凝固検査も実施します。
手術中は血圧心拍数、心電図、呼吸数、一回換気量、O2濃度、CO2濃度、SpO2、体温などを逐次モニターしながら手術します。 リスクが高い手術の場合は、手術中に院内でお待ち頂く場合があります。

5.終了後、状況や体調によって当日帰宅か、入院かが決まります。

手術のリスクとデメリット

もちろんリスクもございます。 どの手術もそうなのですが、全身麻酔が100%安心ではないということです。 しかし、それを限りなくゼロにする努力と準備を徹底し、一人ひとりにあわせて麻酔計画を行います。 術前検査の精度を上げるために、血液検査と胸部レントゲンで実施することで安全性も高めます。


よくある質問をご紹介

ひざの手術をしたのですが、1週間たっても足を上げていることがあります。大丈夫でしょうか?

徐々に足をつきはじめて、1ヶ月くらいで本来の状態にもどります。 なじむまでじかかりますので、余裕を持って見てあげて下さい。

ウサギの麻酔って大丈夫なの?
麻酔に弱いって聞いたんだけど?

喉頭チューブを全例で装着して、麻酔の安全性に努めています。

高齢だけど大丈夫?(15歳)

実は種々と年齢は直接関係ありません。 それよりもその時の状態が重要です。 ただ、年齢による体力低下が原因になることはあります。

手術後何日くらいで
オフロに入れますか?

術後2週間は入れません。 なので、手術の直前に入れてあげて下さい。

やっぱり痛いの?

痛みが無いとは言えませんが、かなり抑える努力をしています。 術前に鎮痛をかけ、術後5日目まで薬を処方しますので、鎮痛がかなり効いた状態で、痛みも最低限に抑えられます。

手術の日は朝ごはんを
抜かなくてはダメですか?

誤嚥のリスクを防ぐため抜く病院が多いですが、術後の回復を早めるため、当院では負担の少ない特別な術前食を取るようにしていただいています。 ちなみに術前食は病院からプレゼントさせて頂いております。


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